むち打ち症は、主に交通事故やスポーツの怪我などで首にダメージを受けて生じる症状です。
むち打ち症は「首の捻挫」とも言われ、その痛みや症状は頭痛、首の痛み、しびれなど非常に多様で個人差があります。
カイロプラクティック施術によって、頚椎のズレた椎骨を正常に調整していき、むち打ち症の痛みを軽減し、可動域を改善する効果があります。
むち打ち症とは?むち打ち症の原因
ムチウチ症は交通事故、自動車の追突事故の後遺症として高い比率で発生します。正しくは鞭打ち損傷といいます。
鞭がしなるように首が前後に大きく揺さぶられたことが原因で頚椎の関節がねんざを起こすものです。この急激な動きが頚椎に大きなストレスをかけ、むち打ち症を引き起こすのです。
損傷の程度によって治療期間にかなりの開きがあり、治療経過が思わしくないムチウチ症状が慢性化するケースも少なくありません。
またムチウチ症は受傷直後の検査で異常が認められない場合でも、数日から10日後位の間に頭痛、首や肩の痛み、しびれ、吐き気などの自覚症状が出ることが多いです。また数週間から数ヶ月経った後に症状が出ることもあります。
ムチウチの症状
ムチウチ症状自体は首、頚部の屈伸や回旋運動時に激痛があって動かせない、というムチウチ特有の症状が頻発します。
時間の経過とともに頭痛、めまい、吐き気、上肢の痛み、しびれ首、肩の痛みなどを伴うこともあります。
ムチウチ症は頚椎がズレ、そしてその頚椎のまわりの筋肉や靭帯に相当のダメージを受けていますので、段々と腫れやうっ血状態が出てきます。これを放置したままにしておくと、数日経過して不快な自覚症状が突然現れたりします。
・首の痛みやこり感
・頭痛やめまい
・肩や背中のこわばり
・腕や手のしびれ感
・視覚異常や耳鳴り
・集中力の低下や疲れやすさ
・首の動きの制限や重み感
・長時間同じ姿勢をとると症状が悪化する
症状は受傷直後に現れることが多いものの、数週間から数ヶ月後に慢性的な痛みとして気づくケースもあります。
頚椎がズレることにより、神経と椎骨動脈が圧迫されて首、背中の痛み、上肢の痛みとしびれ、頭痛、めまい、目がかすむというような症状がでますし、痛めた筋肉、靭帯は緊張して固くなった状態ですので、毛細血管を圧迫して血行を阻害します。
血液循環が悪いままだと症状はいつまでたっても改善されず、緊張してこわばった筋肉靭帯の機能回復も遅れることになります。
筋肉靭帯がうまく伸び縮みしなければ、それだけで首の運動は制限され、痛みを感じてしまうことになります。
ムチウチは治りにくい
ムチウチは治りにくいといわれるのはなぜでしょう。
頚部の筋肉は、起立姿勢のままでは常に頭の重さを支えた緊張状態に置かれますので、この負荷によって症状は改善されにくくなり、次第に慢性化に移行してしまいます。
ムチウチ症は筋肉靭帯などの皮下の、いわゆる見えない部分の軟部組織がひどく損傷されている場合や、頚椎のズレによって首の運動そのものが制限されてしまっているケースが多いのです。
むち打ち症に対するカイロプラクティックの効果
カイロプラクティックとは、背骨や関節などの整骨治療を行う自然療法の一種です。主に手技を用いて背骨のズレを調整し、神経の圧迫を解放することで痛みや不調を改善することを目指します。
むち打ち症の痛みは非常に辛いものですが、カイロプラクティックはこの痛みを軽減するための効果的な治療法として知られています
当院では手指で24堆ある背骨を丁寧に触診し、背骨、骨盤、神経の圧迫などに合わせてカイロ施術を行います。背骨のゆがみを矯正し筋肉の緊張を解消し、痛みを和らげます。
カイロプラクティック施術によって頚椎のズレた椎骨を調整していくことで、神経の圧迫もとれ、筋肉の緊張を解消します。そして筋肉の緊張をほぐすことで血液循環がよくなり、痛みが緩和される様になって来るのです。
当院に通われているむち打ち症の患者さんは、大体3ヶ月~6ヶ月で良くなられていますが、症状は人それぞれ異なるためそれ以上かかる人もおられます。でもカイロプラクティック治療を継続していますと、必ず改善されて来ますのでぜひお試しください。
ムチウチ症でお困りの方にとって、カイロプラクティックは穏やかで効果的な治療法として選択肢の一つとなるでしょう。
むち打ち症による症状が軽減されると、生活の質も大幅に向上します。痛みや不快感が少なくなると、
仕事や家事、趣味活動などに以前のように取り組むことができるようになります。
ムチウチ症は時間が経つほど治りにくいため、できるだけ早く治療を受けていただきたいと思います。